テキストサイズ

風俗課に配属されました

第115章 橋本賢吾 風俗課を利用する事情②

「佐々木を軽いだなんて思ったこと無いよ」
「優しいね……橋本くん」
「本当だってば」

邪念はさておき
佐々木の思い込みを
晴らしてあげたい。

「今なら橋本くんの元カノの気持ちが
分かる気がする」
「どんな風に?」
「優しくされると期待しちゃう。その優しさが
他に向けられたらカノジョも気が気じゃ
ないでしょ。不安になっちゃうよ」

無意識のうちに
まさにそうなんだ、俺って。

「でも……それって、そんなに罪なこと
なのか?」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ