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風俗課に配属されました

第112章 有坂仁志 風俗課を利用する事情②

風俗課でのひとときが
終わりを迎えようとしている。

「連絡待っています」

携帯番号が綴られたメモを渡された。

「あ……俺の番号も」
「ぅぅん。だって……」

着替え途中の俺の腰に
未だ裸の若菜が両手を回す。

「課長と私の関係って秘め事でしょ?」

若菜は俺の立場を悟ってくれた。

「ごめん……否定は出来ない」
「いいの。逆にその方が燃えちゃうから」

若菜とシステム課の南瑞樹が
不倫関係だったというのは
社内でも有名な話。

若菜は不倫に懲りていないのだろうか。

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