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風俗課に配属されました

第107章 本條斗真の事情⑫

「斗真って私の歳、知らないの?」
「知らんわ。知っているのは名前と
顔だけ」
「よく採用したね」
「おまえが言うな」

言わば信頼だけ。

「履歴書あるよ。だいぶ前に書いたやつで
良ければ」

理佳はバッグの中を探り始めた。

「おっそ」

今さらだけど……見たい。

そこには俺の知らない理佳が
書かれている。

「写真写り良くないかも」
「どーでもいいわッ!」

封筒に入った履歴書を理佳から受け取った。

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