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風俗課に配属されました

第107章 本條斗真の事情⑫

「斗真って人の痛みが分かる人だと
思っていたけど……なんか残念」

理佳とは、あれ以来……
あれ以来って、どれ以来か
いつのことだか覚えていないが
とにかく進展の欠片も無い。

このままでは理佳に嫌われてしまう。

最低人間に逆戻りしたくはない。

「しかし、どの部署も空きが無くて。
因みに原田さん資格は?」
「運転免許と珠算四級を所持して
おりますッ!はいッ!」

期待はしていなかったけど……

「原田さん。トイレ掃除はお得意?
今入ってる業者が雑なのよー」

理佳……おまえも相当だぞ。

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