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風俗課に配属されました

第104章 樋口成海が風俗課を利用する事情②

「大将が代理なんて……嫌」

大将は私にとっては特別。

優しくて気遣ってくれて
身内のような存在。

元カレとテーブル席で飲んでいる時は
大将の視線を感じていた。

それは温かく見守るような眼差しで。

オブラートに包まれているようで
くすぐったいような落ち着くような
安心する気持ちになれた。

そんな大将が代理でいいわけがない。

失礼すぎる。

「変なこと言ってごめん。俺ってば
可笑しな期待持っちゃって……笑えるね」

腕まくらをしている手が引かれ
大将の脱いだ甚平で
私の裸体を隠すように覆われた。

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