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風俗課に配属されました

第94章 五十嵐歩の恋愛事情⑪

新郎の控え室では10人程の冴えない輩が
雁首を揃えていた。

おっさんの友人たちだと
妙に納得してしまう。

「見ない顔ですね。君は誰推し?」

これはオタ軍団の洗礼か?

ここは一応……

「萌子ちゃん推しです」

俺を見て強張っていた全員の顔がほころぶ。

「やっぱり萌子ちゃんですよね~」

そして……

「萌子ッ!萌子ッ!ラブリー萌子ッ!」

萌子ちゃんコールが始まった。

身内に思われたくない……

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