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風俗課に配属されました

第91章 五十嵐歩の恋愛事情⑩

「僕が言いたいのはですね……
原田さんの勝手で萌子ちゃんを選んで
融資を取り止めるってことなんですよ」

その融資ありきで亜衣は
このおっさんとの結婚に
踏み切ったというのに。

「だからどうしようかと五十嵐さんに
御相談したんじゃないですか!」

逆ギレかよ、おい。

「とにかく原田さんの面子なんて俺には
どうだっていい。原田さんのフラついた
想いで泣く人が居ることをお忘れなく」
「僕だって泣きたいですよ」

ダメだ、こりゃ。

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