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風俗課に配属されました

第84章 陣内亜衣の切ない事情⑥

披露宴を二週間後に控え
今日はウエディングドレスの
最終チェック。

ウエディングドレスを身に纏った私が
試着室から出てくると
康人さんは手を叩き大袈裟に称賛する。

「よく似合ってるよ。胸が強調されているのが
少し心配だけど」
「私は康人さんのお嫁さんになるんですよ。
誰もそんな目で見ませんってば」

胸元が大胆にカットされた
ウエディングドレス。

披露宴の招待客の全ての視線が
胸元に集中すればいいと思った。

ウエスト回りはマズイ。

二週間後の披露宴では
もう少し膨らみかけ
目立ってしまうかもしれないから。

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