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「得意の数字っぽく……というか
公式に当てはめて話してみたらどうです？」

……嬉しくて泣きそう。

俺を理解してくれている。

そうか……その手があったかと
流暢な言葉遣いで
かつ簡潔に伝えることが出来た。

……

「……以上。これが【若菜ちゃん不倫脱却
プロジェクト】の概要です」
「……」

あ……黙っちゃった。

だよな……

いくら若菜の為とはいえ
騙してしまったことには変わりない。

「ごめんなさい。でも若菜への想いは本当で
大好きになってしまって一緒に居られたら
どんなに幸せかと……」