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風俗課に配属されました

第78章 カノジョのふりを頼まれました③

「じゃ、そろそろ行こうか。酔いも
冷めただろ」

結局二人で焼酎一本を空けた。

それなのに全くといっていいほど
酔っていない。

逆に酔っていたら
プロポーズをすんなり
受け入れてしまったかもしれない。

「冷めるどころか酔っていませんけど」
「そりゃそうだ。薄い水割りから始まって
最終的には水しか飲んでいないんだから」

だから率先して水割りを
作ってくれていたのか。

「酔わせちゃえばノリでプロポーズを
受け入れたかもしれないのに」
「勢い任せでOKされても嬉しくない。
何故なら俺は本気だから」

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