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風俗課に配属されました

第78章 カノジョのふりを頼まれました③

……プロポーズ?

「でも、まあ……あれだな。ケジメも大事か」

鬼塚主任が酔って……無さそう。

「僕と結婚してください」
「……なぜ私?」

仕事上とはいえ一度セックスをして
二時間ほど前に婚約破棄した男に
プロポーズされる私って……

「俺のことはさておき、若菜にとって
俺との結婚は利益しか生み出されない」
「その利益とやらをお伺いしても
よろしいですか?」

話があまりにも突飛しすぎて
焦るどころかかえって冷静になれる。

まるで他人事のよう。

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