君を好きにならない
第7章 攻められました
Side 真琴
ココに戻って来て
一週間
向井さんの帰りは
毎日遅い
休みなく仕事もしてるし
なんだか・・・
避けられてる気がするんだ
話を聞いてもらおうと思っても
「また今度」って言われるし
小説の進み具合も
僕が寝てるときにチェックしてるみたいで
目が覚めると
メモ書きがおいてあるんだ
僕
向井さんが
機嫌悪くなるようなこと・・
したかな・・
こんな風になったのは
明らかに
僕がアパートに戻ってから
やっぱ・・
まだ小説上がってもないのに
そんなことしたから
愛想つかされたのかな
どうしよう・・
向井さんしか
頼る人いないのに・・・。
僕は
そんなことを考えながら
コンビニで夕食の買い出しをして
とぼとぼと歩いていた
今日も・・一人でご飯か・・
また
向井さん
酔って帰ってくるのかな・・
けどとにかく
向井さんに
ちゃんと話しなきゃ
酔ってても
眠いって言っても
話、しなきゃ…
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