TIME is MONEY
第1章 scene Ⅰ
…まるで、恋人を見るかのような目
優しいけど、欲情してるのは隠さない瞳
ヒトの事、押さえ付けて襲ってるくせに
ふざけんなよ
俺は絶対に流されないんだからな
「ああ…、も…やだ…っ」
嫌って程に上半身を嬲られて、ちょっと指が掠めるだけで胸の尖りが痛い程疼いた
あちこちに付けられたキスマーク
何度も肌を強く吸われれば、そんなのは見なくても分かる
まだ何もされてないのに、俺の中心はガチガチに固くなっていて
ジーンズと下着の圧迫が苦しくなった
だけどそんなのは雅紀に知られたくない
…知られたら、絶対に止めてはくれない気がする
って、知られなくても
雅紀が止める気はしないんだけど
少しは、…ほんのちょびっとは
それをどこかで待ってる俺がいる
はい、終わり。……って
笑って手を離してくれる事を
ヤられるよりは、勃ったモノを自己処理した方が遥かにマシ
「…やっぱり感じてんじゃん」
揶揄を含んだ囁きに、あっさりと密かな願いは打ち砕かれた
散々胸を弄った手が
前触れもなくジーンズの上からソコを掴んでいる
「ああっ…ひあ……!」
突然の刺激に、更にジーンズを圧迫させた
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