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Best name ~ 追憶 ~

第7章 ホントのキモチ・・・

私たちの席の会話に?
嫁いびり一家(?)はチラチラと
こちらを見ていた





『~母さんにも、そのうち…
他人事でもなくなるんだからな

しょ…将来、嫁いびりなんて
してくれんなよな・・・』






嫁いびり一家が静まりかえり
帰り支度を始めると



リョウキが何やら気まずそうに…
冗談まじりにお母さんにボソッと呟いた






『???リョウキ…どうして???
なんで、おばさまが???』





『アイル・・・とりあえず黙っとけ(笑)』





『???』









『ふふ・・・そんなの
こっちから願い下げ…まっぴら御免よ♪

息子も大きくなって
やっと自分の人生になったんだもの

そんな…時代遅れもいいとこな
つまんないことに

残りの寿命尽くしたくないわぁ(笑)』






リョウキの…お茶目な嫌み?でしょうか

そんな冗談をサラリと

笑いながらあしらうお母さん






『・・・』



なんだか…とっても



飾らない…自然体で、素敵なお母さん



マナさんいわくの…現代風のお母さん?




ううん・・・もっと




自立心が強くて…自分を持っている



人間らしい…素敵な女性(ひと)






私は…そんな風に
リョウキのお母さんを眺めていた







『そうだ、おばさま?…あのね
この間おばさまが言ってたカフェ

場所わかりましたよ
ネットでクーポン見つけちゃいました』




『あら♪ホント?
さすがねアイルちゃん
じゃあ今度行ってみようか♪』





『ふふ・・・はい♪』





『アイルちゃんの
都合つく日で良いからね♪』






『ぇっと…~それじゃぁ』




お母さんと二人で手帳を広げて
予定を確認したり


そんな事が
中々に多いこの頃でした






『よし決まり
ケーキ楽しみねアイルちゃん♪』







『お♪出たな?女子会~
俺も混ぜてよ母さん(笑)』


『随分と平均年齢の上がる女子会だな(笑)』


『ゥホン…ゴホン』







『ぃや~よ?
2メートルもあるバカデカイ

電柱みたいな男共となんて
ムードも何もあったもんじゃないわ~』





『いや…2メートルはないっしょ(笑)』


『口のわりぃ母親だぜ…アイルに移すなよな』



『ゥホン…』

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