 
ある晴れた冬の日に
第1章 prologue〜夢の人〜
キーンコーンカーン…
5時間目が始まった。
教室の扉がガラッと開き、ざわついていた教室が一瞬静まり返る。
みんなの視線が、入ってきた新しい先生に集中した。
「起立、礼」をして生徒が着席すると、その人は黒板に自分の名前を書いて言った。
「えーっと、今日から佐伯先生の代わりに数学を教える事になりました、
三上淳也(ミカミジュンヤ)と言います。
年は36です。
みなさんこれからどうぞよろしく」
ざわざわ…
「っ!」
確かにイケメンだった。
それもかなりの。
女子達が「きゃ〜っ」て騒ぎだすのも無理はなかった。
 
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