
君の愛しい玩具
第19章 【番外編③】僕の愛しいご主人様③
覆い被さったメデル君の唇が重なっていく
少し体重を乗せたキスに、僕の体がベッドに沈む
「ん――――…ん、まっ、あっ…待って」
「だーめ、待たない」
ベッドに押さえつけられるような重いキスに、息苦しくなるが――――…こんな、強引なキスが好きな僕は…“待って”を飲み込む
着物で苦しいのに、キスでも苦しくなるなんて――――…全部をメデル君に支配されているみたいでドキドキする
「ん?イトシも興奮してきた?ここ――――…固くなってる」
メデル君の手が僕の股間をスルリと撫でる
着物の生地が滑らかにその手を滑らせる
「///だっ…て……」
「イトシの顔が赤い――――…着物とお揃い…可愛い」
もう、いい年の僕だが…
メデル君に、股間を撫でられ“可愛い”と言われれば……年甲斐もなく胸がキュンキュンしてしまうのだから…
惚れた弱味と言うやつなのか…
つくづく…自分はバカだなって思う
