
スケートリンクと溺愛コーチ
第11章 番外編
いつもと違うラファが少し怖くて、自然と目に涙がうかぶ。
これ以上されたら、自分の中の何かが壊れてしまう感じがする。
そう思ったとき、ラファがあわてて手をどけた。
まるで悪い夢から覚めたみたいに。
怪しく光っていた目の光も消えている。
「ごめん・・・俺・・・!ほんとごめん!」
そう何度も謝りながら、乱れた服を直してくれる。
「ラファ、あの・・・!」
「疲れてるだろう?もう休んで。俺も部屋戻るから。」
そう言うと悲しそうな顔をして部屋へ戻っていった。
一体、何だったのだろうか・・・?
ただひとつ言えることがある。
それは
「さっき、たくさん触られて、嫌じゃなかった」
