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Baby love

第22章 黒猫末ズ。




M side


M「カズでも自信無いの?
あんなにベタ惚れされてんのに。」



N「・・・俺男だもん。」



M「・・・・・」



N「たまにね・・・ふと思っちゃうじゃん。
ホントたまにだけどね!」



またマクラに顔を埋めたカズ。
そうだよね。
俺もおんなじ事思うよ。
愛されてると幸せに思う事がある度に、失う怖さも増していく。



M「大丈夫だよ。」



N「・・・・・。」



M「カズ。」



N「なによ、珍しくポジティブじゃん。」



M「ふふ、酔ってるからかな。笑」



N「潤くんはプロポーズされてるしねー。」



M「まぁね。」



N「うわ、ムカつく。」



ベッドの中でクスクス笑い合っていると、
お互いの不安も薄らいで行く気がした。
未来に不安を持つのは、どんなカップルだって一緒だよな?




N「あー、エッチしたくなってきちゃった。」



M「はぁ?」



N「酔ったらならない?」



M「お前・・・危ないな!」



N「別に誰とでもヤりたいなんて言ってないじゃん。
相葉さん以外とはヤダもん。」



M「じゃ相葉ちゃんに甘えに行けよ。
喜ぶんじゃねーの?」



N「潤くんは?」



M「俺は良い。」



N「ふーん・・・」



道ずれにされるのは嫌だと、両手で布団を顔までかぶる。



N「ねぇ潤くん、」



M「なに。」



N「いつも翔さんとどんなエッチしてるの?」




M「なっ・・・」



なに言ってんだカズ!!
バッと布団から顔を出すと、カズが両手で頬杖をついてニコニコしている。



N「良いじゃん!恋バナしようよー♡」



M「相葉ちゃんに甘えに行くんじゃないのか?!」



N「だって相葉さんとはいつでもヤれるし。
潤くんとイチャイチャした方が楽しいかなーって。」



イチャイチャって・・・
恋バナはイチャイチャじゃないだろ!






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