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聖輝「二宮さん…」


二宮「何だよ？その目…」


聖輝「いや、どうせあなたもあの人達みたいに普段の姿とは違うんじゃないかって…」


二宮「単純にバカになったりガリ勉になったり不良になったり熱血になったりしねぇよ。」


聖輝「えっ？」


二宮「ニノちゃん演技派だから。」


聖輝「あっあの…二宮さんは…そのままなんですか…？」


二宮「ノーマル。」


聖輝「えっ…えぇーっ？！」


二宮「何でそこで驚くのよ。」


聖輝「だっだって…これまでまともな人と会ってこなかったから…」


二宮「まともな人ねぇ…」


聖輝「はっはい……」


二宮「ハァ…あいつらと一緒にいるのは嫌だね、性格がはっきりしてるからしんどいわ。」


聖輝「ですよね…」


二宮「さてと、もう一仕事してきますか。」


聖輝「あっあの！僕は…これからどうすればいいのでしょうか…？」


二宮「さぁね、家に帰って寝たら？」


聖輝「そっそうですね…」


二宮「じゃあ。」


聖輝「お疲れ様です…」

二宮さんだけ唯一普通だった…

それは二宮さん自身も別の世界に紛れ込んだのか、それとも……

聖輝「分からない…これが夢の世界なのかさえも分からなくなってきた…」

あぁ、頭痛い……

聖輝「早く家に帰ろ…」