無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

そう賑やかに……ではないが

ソウタさんがいてくれるお陰もあって

そこそこに話も盛り上がる(？)ころ。






ｶｸっ･････ｶｸ･･･････っ。





アイルが非常に眠たそうに

目をこすったり

ボーッとし始めた。






『アイル・・・？大丈夫？』



『ごめ･･･なさ･･･』




向かいにいるお父さんが

少し戸惑ったようだが

アイルに言う。



『こ･･･こら、アイル。

なんだ・・・こんな席で…』



『ごめんなさい･･･』






理由は･･･おおよその見当はつく。



『……すみません。

アイル少し…寝不足気味みたいで

ちょっと・・・失礼します』





オレは了解をとらずに

アイルを立たせて

さりげに部屋を出た




二階の部屋でアイルをベットに寝かす。






『チョット休んでな』





『…ご･･･め。

待ってる・・・間に・・・お薬

もう一回・・・のんじゃったの……』






やっぱり･･･。


薬の副作用で眠気がでてしまったんだ。




『迷惑…かけないように

って・・・思ったのに

かえって…また。ダメだな･･･あたし』





『大丈夫・・・何も心配ないから。な？』




逆の見方をすれば

アイルが・・・安心できてる

そうともとれる。






『りょおき・・・まって』


『うん？』





『お薬のこと･･･パパに・・・言わないで』







心配･･････かけたくないんだな。






『ｸｽ・・・あぁ、わかってるよ』










１階に戻ると

アイルのお父さんが(一見わからないが)

少しソワソワとオレの様子を伺う。





『あの・・・すみません。

行儀の悪い娘で･･･お恥ずかしい』






謙遜しつつも

娘を叱り・・・忙しいお父さん。




『いえ…あの～…違うんですよ。

アイルは…昨日
お父さんに会うのが楽しみで

中々・・・寝付けなかったんです』




『･････』





『ふふ・・・本当ですよ？』







・・・耳


赤くなってマスよ・・・お父サン(笑)