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第30章 それぞれの、生きる場所…
『ストレッチ?…ねね、私にも教えて?』
『?・・・あぁ』
風呂上がりに体をほぐす。
『ふふっ・・・やっぱり』
『???』
『リョウキって…人に教えるの上手い』
『~テキトー言って… ;』
『テキトーじゃないもんっ…
自転車のれるようになったもん!
~私でもわかりやすいってことは
やっぱり教える人が上手ってことだもん』
『~~……』
『私が…、そゆの苦手だから
真逆の人……コミュニケーションとか
優れてる人には敏感だし、私すぐわかるの。
だからマチガイないよ。自信もってよ』
〃……テレんだろーが…っ(汗)〃
こんな風に…
新しい生活が始まっていた。
スケジュールはダイチ先輩が
常に管理してくれているから
オレはそれに合わせて
スケジュールが合わない時は
自主トレしたりと
限られた時間で
トレーニングを積んでいた。
もちろん仕事もあるから
みっちり練習に打ち込めるのは週末だけ。
仕事も
定時で切り上げられるように
密にこなして…と
中々神経を使っている。
だけど充実していた。
ひと月もしないうちに
先輩のチームに合流して
練習に参加させてもらえるようになった。
人に教えるには
まず自分の技術も体力も戻したい。
先輩のチームは素人の集まりではない。
つい最近まで現役だった人や友人…
その道でやってきた人達だ。
年は差ほど違わないが
全員年上…みんな先輩だ。
そのオーラと気迫で
初めは正直尻込みする気持ちもあったが
そこに生まれる緊張感は
その場も、オレ自身をも引き締めてくれるし
高いレベルや技術には刺激をもらえた。
今のオレで…どこまで通用するだろうか?
必死についていく。
『~誰が素人だって?!タキガワ~!!』
『オイオイ~
本当に選手やってなかったのか?』
『リョウキのポジション
やっぱりサイドが
良いんじゃないですかダイチさん?』
……必死にくらいついた甲斐あってか
チームメイトの先輩達も
オレを受け入れてくれて
すっかり良くしてもらっている。
楽しい……。
幸せだと、感じていた。
『?・・・あぁ』
風呂上がりに体をほぐす。
『ふふっ・・・やっぱり』
『???』
『リョウキって…人に教えるの上手い』
『~テキトー言って… ;』
『テキトーじゃないもんっ…
自転車のれるようになったもん!
~私でもわかりやすいってことは
やっぱり教える人が上手ってことだもん』
『~~……』
『私が…、そゆの苦手だから
真逆の人……コミュニケーションとか
優れてる人には敏感だし、私すぐわかるの。
だからマチガイないよ。自信もってよ』
〃……テレんだろーが…っ(汗)〃
こんな風に…
新しい生活が始まっていた。
スケジュールはダイチ先輩が
常に管理してくれているから
オレはそれに合わせて
スケジュールが合わない時は
自主トレしたりと
限られた時間で
トレーニングを積んでいた。
もちろん仕事もあるから
みっちり練習に打ち込めるのは週末だけ。
仕事も
定時で切り上げられるように
密にこなして…と
中々神経を使っている。
だけど充実していた。
ひと月もしないうちに
先輩のチームに合流して
練習に参加させてもらえるようになった。
人に教えるには
まず自分の技術も体力も戻したい。
先輩のチームは素人の集まりではない。
つい最近まで現役だった人や友人…
その道でやってきた人達だ。
年は差ほど違わないが
全員年上…みんな先輩だ。
そのオーラと気迫で
初めは正直尻込みする気持ちもあったが
そこに生まれる緊張感は
その場も、オレ自身をも引き締めてくれるし
高いレベルや技術には刺激をもらえた。
今のオレで…どこまで通用するだろうか?
必死についていく。
『~誰が素人だって?!タキガワ~!!』
『オイオイ~
本当に選手やってなかったのか?』
『リョウキのポジション
やっぱりサイドが
良いんじゃないですかダイチさん?』
……必死にくらいついた甲斐あってか
チームメイトの先輩達も
オレを受け入れてくれて
すっかり良くしてもらっている。
楽しい……。
幸せだと、感じていた。
