
Best name
第30章 それぞれの、生きる場所…
詳しい検査を受けて帰宅する。
『?…』
靴がある…。
これまたタイミング良く
仕事帰りのアイルが来ているようだ。
『アイル~~~?!』
少し……ぶっきらぼうに呼んでみる。
『ぉ……おかえりなさい…?』
『よぉ・・・』
『ぇ……』
わざと…ちょっとすごんでみる。
『で…出掛けてたんだ?…オカエリ』
『おぉ…ちとビョーインにな』
『髪切ったの・・・?
変わって・・・なくない?』
この女・・・;💧
『〃美容院〃じゃねーよ?!
〃病院〃だよ・・・!!
ビョーイン!!!』
『えっ!?どしたの?
風邪でもひいたっ・・・!?』
しらばっくれてんじゃねーよ
この女・・・(笑)
『…なんだアイル~?オドオドして
やましいことでも、あんのか?』
『え?・・・・・ないよ』
『じゃナンデ
んなキョドキョドしてるお前?』
『りょ…りょーきが
なんか・・・怒ってるから』
『なんか隠してるだろ?』
『してないよ…』
『ウソつけ』
『ウソなんかつかないもん』
・・・言われてみりゃそうだ。
『~~兄貴に…連絡したろ?』
『え?……うん…』
あれ?(汗)
『リョウキ
病院ってケイゴさんの所?
……行ってきたのっ?
ホントにっ??りょーき
それじゃぁっ・・・』
アイル・・・目がキラキラ…。
『や…ちと待て?
なんでそーなるお前!?(汗)
お前…ケイゴに
よけーなコトを言ったんじゃ…』
『わ…私…ただ
リョウキの状態を
知るコトできないかなって…
ケイゴさんならこの先も色々
相談できるかもしれないと思って
もしも必要になったら
また連絡するって…言っただけ』
『なにぃ?・・・;💧 』
オレは・・・てっきり…。
『ご…ごめんなさい。
でも、元は私が勝手にしたことだから…。
ごめんなさい…』
…でもって
元の元は
お前に余計な事を吹き込んだのは
ケイゴなんだけどな?… ; 。
