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第29章 星屑の幸せ

『よし、おわり
それじゃ妹チャン?お大事にね』

ケイゴがアイルの足に
サポーターをつけて手当てを終える

『はい。ありがとうございました』


『~余程の事がなければ
すぐ治ると思うけど
リョウキ…お前みて
状態次第で診せに来て?』


『あぁ、わかったよ。

で・・・ケイゴ?

お前、アイルに何した?…』



モヤモヤと
引っ込みのつかないオレは言及する


『リョウキ…~だから…』


アイルが困り顔でオレを見る



『~♪ある青年の
青春ラヴストーリー♪を
語ってたんだよね~妹チャン?(笑)』


『え"っ……ケイゴさん…っ?』


なぜか焦ってるアイル


『あん!?』

〃またワケのわからんコトを…〃







『ふふ~♪…とても優秀でモテモテの
ソックリな兄をもってしまった
素直で一途な少年が
~…ある時、兄と自分を間違えた彼女に
ひっぱたかれてフラれちゃった話とか~♪』


『~~~おいっ;!?』

〃なに…言ってやがる!!!〃


『……え?』


アイルが目を点にしつつも
ケイゴの話に興味を持つ


・・・持つなってーのっ!!!


『え?…それ、どうしてですか?』


『ふふ~ん♪中学…ぁ~高校の時の
リョウキのカノジョかな~…?

ボクの事を完全にリョウキと
間違えてるから♪

楽しくなっちゃって
そのまま遊んでたらねぇ~
リョーキは次の日フラれて帰る~』


『……オイ』

〃やめろ…このウスラボケ…〃



『~…何したんですか?』

『…いやぁ~つい
うっかり出来心でね♪

その子のブルマ・・・
ボクがこっそりパクっといたの(ハート)

したらリョーキは
ビンタくらって♪(笑)』



『・・・。若い時から
ケイゴさん…ヘンタイだったんですね…?』



『コホン・・・妹チャン…君ねぇ?(笑)
ま、いいか♪
あと高2の時の~…ミサキちゃん!!

なりすましてデートの約束までは
上手く行ったんだけどバレちゃってね~…

「替え玉よこすなんてサイテー!」って
リョウキ フラれる(笑)』


『それまた・・・なんでです?』



『つい、うっかり
車で迎えに行っちゃって♪
リョウキじゃないってバレちゃった(ハート)

まだ高校生だったからね~♪いや~
アレは惜しかった~♪』



『……ケイゴさん
酷すぎて・・・もはや尊敬します……』

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