
Best name
第29章 星屑の幸せ
『もしも・・・もしもですよ
リョウキが…今から
プロの選手に・・・とかって』
『~♪』
〃まっすぐな目しちゃって
カ~~ワイイ・・・(笑)〃
『医師としてのケイゴさんに…きいてます』
『……ん。・・・ムリだね』
『……』
〃そんな・・・あっさり〃
アイルが肩を落とすようにうつむく
『それはムリ』
『ケガ…治ってるんですよね?
それに今…試合やったりして
それってリョウキの体に・・・』
『~~素人レベルでやるくらいなら
アイツには何てことないよ
むしろ、ちょうど良いリハビリだと思う
ん~…おそらく…5割程度の力で
やってるんじゃないの?』
『えっ・・・あれで…?』
『クス…♪場に合わせて
コントロールくらい出来るよきっと?
アイツかなりテクニシャンだから(笑)』
『…あれだけ出来るなら
もしかしてって…私…つい』
『~勝負の世界は厳しい…
アイツは知ってるよ
或いは…奇跡でも起こるかもしれない
でも、年齢だってあるし…
第一線でいくなんてのは現実的じゃない
むしろ
そんな楽しんでまたやってるなんて
すごく良いこと聞いたよボクは♪
・・・安心した』
『ケイゴさん…』
アイルの目に
再び涙が浮かび上がってきた
『・・・・・悔しい…』
『……。』
温厚で…
ずっと笑っていたケイゴが
ピクリと…眉を動かした
一瞬だけ・・・険しい顔をして
『……悔しいです
どうしてリョウキが・・・
なんで
リョウキだったんだろうって…っ』
『・・・妹チャン?
それは・・・ダメ』
『っく…ひっく・・・え…?』
『それだけは・・・言っちゃダメ』
『……』
『…悔しい
苦しい…つらい・・・あきらめたくない
そんな言葉は…
その言葉を
誰よりも…重く深く受け止めて
ぐっと堪えて
乗り越えたのは…良希。
その言葉に…おさまらない程の
悔しさ…無念さ…
言い表せない程の…苦悩
〃悔しい〃…そんなこと
他の誰よりも
良希が思っているはずだよ
誰よりも自分を責めて
悔やんで悔やんで…悲しんで…』
『…ぁ』
〃私…なんかすごく…自分がはずかしい〃
リョウキが…今から
プロの選手に・・・とかって』
『~♪』
〃まっすぐな目しちゃって
カ~~ワイイ・・・(笑)〃
『医師としてのケイゴさんに…きいてます』
『……ん。・・・ムリだね』
『……』
〃そんな・・・あっさり〃
アイルが肩を落とすようにうつむく
『それはムリ』
『ケガ…治ってるんですよね?
それに今…試合やったりして
それってリョウキの体に・・・』
『~~素人レベルでやるくらいなら
アイツには何てことないよ
むしろ、ちょうど良いリハビリだと思う
ん~…おそらく…5割程度の力で
やってるんじゃないの?』
『えっ・・・あれで…?』
『クス…♪場に合わせて
コントロールくらい出来るよきっと?
アイツかなりテクニシャンだから(笑)』
『…あれだけ出来るなら
もしかしてって…私…つい』
『~勝負の世界は厳しい…
アイツは知ってるよ
或いは…奇跡でも起こるかもしれない
でも、年齢だってあるし…
第一線でいくなんてのは現実的じゃない
むしろ
そんな楽しんでまたやってるなんて
すごく良いこと聞いたよボクは♪
・・・安心した』
『ケイゴさん…』
アイルの目に
再び涙が浮かび上がってきた
『・・・・・悔しい…』
『……。』
温厚で…
ずっと笑っていたケイゴが
ピクリと…眉を動かした
一瞬だけ・・・険しい顔をして
『……悔しいです
どうしてリョウキが・・・
なんで
リョウキだったんだろうって…っ』
『・・・妹チャン?
それは・・・ダメ』
『っく…ひっく・・・え…?』
『それだけは・・・言っちゃダメ』
『……』
『…悔しい
苦しい…つらい・・・あきらめたくない
そんな言葉は…
その言葉を
誰よりも…重く深く受け止めて
ぐっと堪えて
乗り越えたのは…良希。
その言葉に…おさまらない程の
悔しさ…無念さ…
言い表せない程の…苦悩
〃悔しい〃…そんなこと
他の誰よりも
良希が思っているはずだよ
誰よりも自分を責めて
悔やんで悔やんで…悲しんで…』
『…ぁ』
〃私…なんかすごく…自分がはずかしい〃
