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第27章 嫉妬

ブツクサ言いながら・・・

カイトがオレを心配している?




『~オレは・・・もう…』



『…落ち着いてもうたんやろ?(笑)
吐くモン吐いたらおちつくんや!
もっと早よう吐けっちゅーに!!』



カイトがニヤニヤと
オレを見てドヤ顔する





・・・読まれるなら

隠す気も・・・もうないがな(苦笑)





『カイト・・・テメェ~…』



『読まれてまうんやから
隠さんとき~!
リョウキわかりやす過ぎやし♪』



『~~…やっぱアレ
さっきまでのも全部
〃手〃だったのかよ…?;』


『クス…。そらそうや(笑)~
オレの予定より
ぎょうさん時間かかったけどな!
お前、手強かってん♪』




『ケッ・・・どっちだよ』





『ハハハっ…ほんでもさリョウキ?
ここだけのハナシ…

ぶっちゃけオレの現れたん
お前に最悪のタイミングやったんとちゃう?』





『・・・・あぁ・・・メチャクチャな』




〃よくご存知で(苦笑)

ほんとに・・・

まさかのタイミングだったからな〃




『(笑)ホンマにその〃時期〃やったんやな!
あ~、えかったわ♪やっぱ来といて~』


『うるせぇっての…
・・・歩けるか?

ムコウ…タクシー拾えるから
そろそろ帰るぞ?』



『~おぅ♪』



歩いて少し移動して

カイトを送ろうとタクシーをさがすが

…中々つかまらない









『なぁリョウキ…~アンタにコレやるわ!

アイツの・・・一番 大事なモン♪』




カイトが突然

一枚の…紙切れをオレに差し出した




〃大事なモン?・・・紙キレが…か?〃



『…なんだ?・・・コレ』



『ふふん…
さっきアイツの部屋にあったんを
勝手に破り取ってもうてん…。
今頃怒ってるやろな~♪…』




二つ折りの紙を開いてみる



英字が…いくつか並ぶ・・・これは





『これ…アイルの英語のノートか?』




好きな事から覚えるのだ、と
最近ハマッてよく持ち歩いていた
あのノート


並ぶ単語・・・






good

goodness

rare

hope…





なんだ・・・コレ




そして



〃……?〃






『Good hope』




カイトがネイティブな発音で言った


ごく単純な・・・単語を

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