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第23章 やさしさで溢れるように
『アイル…?…ちゃんと…食べてるか?』
『?…。うんっ…バッチリ
・・・食べ過ぎなくらい!』
アイルは……
笑っているんだ
オレに…
その笑顔はまるで…
『そうか…』
『…リョウキ、もしかして…
私のこと心配してくれてたの?
~それなら何も心配ないよ
自分で…~思ったよりも
フツーにしてるって言うか…
私わりと適応早いトコあるから…』
『…。』
『それに…ね
誰かがいないと生きてけないだとか…
そんな考えしてたのが
そもそも違うとおもうの…
すっかり甘えてたなぁ…って』
『アイル…?』
『私は…私の力で…しっかり前を向いて…
私は私の力で幸せを見つけるから…!!
大丈夫だからっ…
太々しく…たくましく生きてくから!…
だから…
リョウキがしてくれてるような心配は
きっと…本当に何も心配ないよ?』
『……』
『リョウキも…
リョウキこそ体に…気をつけてよね…?』
アイル…その表情(カオ)…どうして
そんな笑顔(カオ)・・・
『…いつ、おぼえた…?』
『えっ…?』
『どこで覚えた?…そんなカオ
・・・似合わない』
そんな作り笑い…
アイルにちっとも…似合わない
だけど…そんなカオさせてるのは…
間違いなくオレなんだ
それだけはわかる
『な…に…?何の…ハナシ?』
『いや…ごめん…なんでもない』
『~…。』
『あぁ…』
アイルの視線で
オレはポケットに手を入れて
鍵を取り出してかざした
『うん…』
ガチャ…
うなずいたアイルが
チェーンロックを外して姿をみせる
一瞬だけ
気のせいだろうか…
少し…痩せたか?
『ありがと…ね』
『……』
『それじゃ…』
鍵を受け取ると早々に
アイルがドアを閉めようとする
…オレから目を反らして
オレは…
オレもちゃんと
諦めなければならない
オレこそ
甘えてばかりいられない
彼女のこのやさしさに
彼女の邪魔をしては…
オレこそ重荷になってはいけない
オレもちゃんと…諦めるんだ
オレは…
オレ…は…
諦めないと…
……バンっっ!!!
『?!』
『?…。うんっ…バッチリ
・・・食べ過ぎなくらい!』
アイルは……
笑っているんだ
オレに…
その笑顔はまるで…
『そうか…』
『…リョウキ、もしかして…
私のこと心配してくれてたの?
~それなら何も心配ないよ
自分で…~思ったよりも
フツーにしてるって言うか…
私わりと適応早いトコあるから…』
『…。』
『それに…ね
誰かがいないと生きてけないだとか…
そんな考えしてたのが
そもそも違うとおもうの…
すっかり甘えてたなぁ…って』
『アイル…?』
『私は…私の力で…しっかり前を向いて…
私は私の力で幸せを見つけるから…!!
大丈夫だからっ…
太々しく…たくましく生きてくから!…
だから…
リョウキがしてくれてるような心配は
きっと…本当に何も心配ないよ?』
『……』
『リョウキも…
リョウキこそ体に…気をつけてよね…?』
アイル…その表情(カオ)…どうして
そんな笑顔(カオ)・・・
『…いつ、おぼえた…?』
『えっ…?』
『どこで覚えた?…そんなカオ
・・・似合わない』
そんな作り笑い…
アイルにちっとも…似合わない
だけど…そんなカオさせてるのは…
間違いなくオレなんだ
それだけはわかる
『な…に…?何の…ハナシ?』
『いや…ごめん…なんでもない』
『~…。』
『あぁ…』
アイルの視線で
オレはポケットに手を入れて
鍵を取り出してかざした
『うん…』
ガチャ…
うなずいたアイルが
チェーンロックを外して姿をみせる
一瞬だけ
気のせいだろうか…
少し…痩せたか?
『ありがと…ね』
『……』
『それじゃ…』
鍵を受け取ると早々に
アイルがドアを閉めようとする
…オレから目を反らして
オレは…
オレもちゃんと
諦めなければならない
オレこそ
甘えてばかりいられない
彼女のこのやさしさに
彼女の邪魔をしては…
オレこそ重荷になってはいけない
オレもちゃんと…諦めるんだ
オレは…
オレ…は…
諦めないと…
……バンっっ!!!
『?!』
