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第22章 償い

『フン…わかんねーだろォな?

レナ…お前ごときに

お前みたいな女にはよ…』




『はぁ!?…』



『お前なんかには…
逆立ちしたって・・・

一生かかったって
わかりっこねぇよ・・・フッ…フフ…』



『何が言いたいのよっ?!』








『…お前と・・・アイルを…比べるな』







オレは心の底から
腹の底からレナを嘲笑した

心から…あざけ笑ってレナをみた


『ハハ…リョーキ…あんたこそ…
まるで別人にでも化けたつもり…?!

純情ボケ女と一緒にいて
自分の本性を
塗り潰した気にでもなってたの!?』





・・・おっと

中々〃イタイ所〃突いてくるじゃねーか

この女



『ふっ…そうかもな…~
アイツといるとオレの…世の中の
汚らわしくて醜いモン

ぜーんぶ…
全部消してくれるような気持ちに
なってたからなぁ…

まるで別の世界に…違う自分に
生まれ変わったみたいな・・・な』


『…マジ引くんだけど』





と、まぁこのへんにしてもらってだ




『ワリーけどオレ…

んな話しに来たんじゃないんだわ?

オイ……レナ…?』



さっさと
まともな話に入らせてもらうぜ








『~シュミ悪いね~…』


『?…』



『アソビならまだマシだったのに…

マジだなんて…あんな子
あんなっ…地味で暗くてっ…

なに考えてるかわかんない子の
何がいいのよっ!?

どうしちゃったワケ?!
リョーキどうかしてるよ!?』




余計なお世話も…いいとこだなコイツ


『…』



『それとも…単純に物珍しかっただけ?

あぁ~それか、やっぱアンタ?
・・・〃ヤれれば〃何でもいーの?

多少のミテクレがイイお嬢なんか
まさにカッコウの鳥だったワケ?』



このアマ…大概に

そのへんにしとけよ…?



レナが一方的に
言葉汚く…激しくアイルを罵る

その目は

ギラギラとした…

女の嫉妬に満ちていた





よく動く口だなぁ…

そこらで止めてくれよな


カチッ カチッとライターをいじる
タバコをくわえたレナ

『…オイ』

『っっ!ちょっ…何よっ!?』

オレはレナのくわえたタバコを引き抜いて
ねじり捨てた


『身体に…障るだろうが…』


ついでにカウンターテーブルの
ワイングラスも取り上げて引っ込めた

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