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第18章 過ちの代償…

もうすぐ昼休みに入ろうという時…




ザワザワ・・・



1階フロアが
騒がしいのは気のせいか?






「滝川~?ちょっとこいよ」



?・・・。




同僚の竹井に肩を掴まれる





『なんだよ?…メシくいに…』




「なんかさ~今、受付に
どっかのOLだか秘書だかが来てて
ちょいと騒がれてんぜ?」





『…だから何だよ?来客くらいあるだろ?』




「いや、俺もチラっとしかみてないけど!
カワイ~のよコレが!?
~~みにいこーぜ!?(笑)」





『腹へった・・・。一人で行け』





キョーミねぇし・・・どうでもいい。






「オマエさぁ!?
ホンっっと最近変だよな?!
遊び疲れてしなびちまったわけ?!」




『あのなぁ・・・』





ったく・・・どいつもこいつも人を…




一体何なんだ今日は・・・。







タケイに引っ張られるように
総合受付のカウンターへ行くと

一人の女性が受付嬢と
やり取りをしている所だった




「大変申し訳ございませんが
御約束をいただいておりませんと…」



『そこを何とか・・・
数分でも構いませんので』



どうやらアポなし来訪なようで
面会を断られてるようだが

タケイがオレに耳打ちする



「なんか、高山部長に会いたいっぽいぜ?
…お前、口きいてやったら?」





そりゃ…同じ課の…直属の上司だが…?






『なんでオレが・・・

ってオイっ・・・タケイ…っ』







「ちょっと失礼!
…ねぇ、高山部長にご用なら
彼が案内できますよ~?」






なにを・・・しやがるこいつ・・・っ!




魂胆見え見えだし…


てか、手が早ぇーっての。






タケイが肩を叩いたOLが
促されて
オレの方を振り向く








『………』


『・・・』







〃えっ?……〃







バサササ・・・



持っていた書類が
オレの手から滑り落ちる




「オイ、タキガワ!?
なにやってんだよ?
…あ~あ…すんませんね!
こいつ、そそっかしくて~」








『・・・失礼…』


『いえ・・・』

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