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第17章 反則な女

アイルがベットの上で
くったりとしつつも
オレを見上げ
やわらかに微笑む






『…〃反則1〃…だ・・・その顔』




『?・・・。

ふふっ…またカウントとられちゃうんだ?

〃反則200〃になったら

・・・またコレするの?…』





『・・・バカ』






『~よくわかんないけど・・・

気をつけなくっちゃ・・・ハハハ~…』



『……』




また、広い心で…

アイルは

笑って許そうとしてくれているのか?






だけど…

やらかしておいてなんだがオレは




オレは、どうしてもバツがわるくて…






『わるかった・・・

・・・怖かったろ

ごめんアイル・・・やりすぎた』





しぼみ切ったように
小さくなってアイルに謝る







『・・・?…ううん。こわくないよ』




『…アイル…?』






『リョウキは・・・私を傷つけたり…
本気で痛めつけたりしないもん。絶対に…

だから・・・こわいと思ったことは
一度もないよ・・・』





『……』






『本当は・・・

すっごくスケベなのも私知ってるから…

・・・・・・ヘイキ…。・・・クスっ』




『~~…』






『だから何してもヘイキ

こわくないよ・・・?

でも・・・・・避妊だけは……して下さい…』





『~~・・・ハイ』




カッコわるすぎ……オレ





『んふっ…。よしよし』


しぼみ切ったオレに…頭ぽんぽんて…



『~~ソレっ…!…反則だ』

『~~またかぁ~…よくわかんないなぁ…』





『オマエだけだっ…わかんねーの…』






可愛くて…可愛すぎて





オレを骨抜きにしてしまう
反則級に可愛い、オレの彼女




反則なオレの彼女。




暴走までして
ついに雪辱をはらしたのかと思いきや



結果、本日も見事…オレは返り討ちである


かなわない。(笑)



こんな風に…

ひとつ、またひとつ

お互いを知って…好きになって…

ときには

ケンカのひとつもするようになるだろうか




ケンカして

仲直りして

そしてまた好きな所が増える…


オレはアイルと ずっと…


こんな〃当たり前〃を繰り返して
幸せを育んでいくと思う…


ずっとずっと


そうでありたい

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