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第17章 反則な女

『おつかれ、今帰りか?』

『うん。~~あついよ…』





『ハハハ。ホントにな

メシまだだろ?どっか食べいこうぜ?

…駅の方でいいか?』




土曜日の午後は…
こんな流れが定着してきているこの頃だ





『~…チョット着替えたい

うちで…待っててもらえないかな?…

クーラー…入れててほしい…』





『クス・・・了解。ガンガン冷やしとく』





アイルの部屋に先回りしてくつろぐ



ヘロヘロで帰ってくるであろうアイルを待つ




相変わらずシンプルな部屋だが‥


さりげに・・・


一緒に
旅行に行ったときの写真なんかが
立ててある


・・・カワイイやつだ。






『ただいま…』

『おかえり。おつかれ』




アイルの部屋で〃オカエリ〃と言う


なんとも不思議でシアワセな瞬間






『何たべたい?』



『ごめんね、お昼遅くなって
ん、~…冷やし中華かな?』




『いいねソレ。最高♪
フゥフゥしなくても食えるしな?(笑)』


『~~~!!!』




アイルがオレを
ポコポコとかるく叩いてくる(笑)


行き付けの店で昼食をとった




『ケホっ・・・ケホケホ!…~~』


『オイオイ…!大丈夫か?…ほら、水』



『ありが…と。お酢が、きいて』



スープの酸味でむせたようだ





『~…麺全般ダメだなオマエ(笑)』


『ケホ…~ふふ…でも好きだからいいの』




午後を一緒にのんびりとすごして
アイルは土曜は大抵・・・外泊だ



・・・もちろんオレの家に。





色んなことが

段々と

〃普通のこと〃に変わって




〃相変わらず〃

になっていく日々を過ごしている





夜も何の違和感もなく同じベットに入る





『おやすみ…』


『……』




くるりと、オレに背をむけて

〃おやすみ〃と言うアイル





……オレは・・・・・・当然







〃わるさ〃


・・・したくなるんだが?(笑)

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