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Best name

第16章 未来へ

『~なんだリョウキ?
エラく機嫌が良いな?』



『え?そーすか?・・・いや別に・・

すんません

貴重な休暇に呼び出したりして』





オレはアイルを見送ったあと
本当にソウタさんを呼び出してしまった


ソウタさんに…なんか本当に会いたかった


オレが…ある種
一番感謝してる
アイルを守ってきた人…





『かまわないさ。~俺はまたてっきり…
アイルとなにかあったのかとなぁ~…』




(笑)ホラ…こういうとこだ
この人は…本当にアイルの親そのものだ




『ふふ…ソウタさんに会いたかったんスよ
マジで・・・』



『なんだオマエっ?!
どーした本当に?

キモチワリーなっ!?
…なんかあったのか?

・・・悩んでるのかっ?』





・・・(笑)



『ハハハっ…。いやマジですから
さ、飲んでください?
~今日オレのおごりなんで♪』



『リョウキ…オマエ、その上機嫌は…
ついに…〃アレ〃かっ!!?』



『…アンタなぁ💧
他にネタねーのかよ…;(笑)』



…というかソレはもう
ガチでシャレにならないから言えないな…
この父上様には(笑)


酒がめちゃくちゃ美味い

久々に深酒しそうだった



『ほぉ~~…
おじいさんのこと…を…聞いたのか

…アイルからだよなぁ?…って
それ以外ないか…』




『ふふ…そうスね。いや…スゲー…
会ってみたかったなー…って』



『ハハ…俺も…逢えるなら逢いたいぞ
もっと甘えたかったっていうかな
まだまだな俺を…叱ってもらいたかった』


『ソウタさん…』



『にしてもリョウキ…すごいなオマエ?
俺にとっちゃ…アイルが
こんな恋愛したり

笑ってる日が来たことも
奇跡だと思ってるが

なんだ…お前には
何でも話すんだなぁアイツ』



『いや…オレはべつに何も
…たまたま…たまに、スイッチ入ると
うんと話す時あるんですよ
…本当にまれですけど』



『そうか…』


ソウタさんが親のまなざしになって
表情をやわらげる





『ソータさぁん…あの…オレ本当に~…
…感謝してます』


『ブッ…リョウキお前…本当にどうした!?
飲み過ぎだぞ!?…珍しいな、そんな酔って…』



酒のイキオイもあってポロポロと本音が出る

でも…悪くない

ソウタさんは焦ってるが(笑)

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