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Kissからはじめよう SO & AN

第75章 UB4 雅紀

4-1

初めて結ばれた夜から
もう、何度と無く こうして抱き合って来た

だから 和くんの身体は 全部全部知り尽くしてるはずなんだけど
それでも、こうして抱くたびに俺は夢中になってしまうし、
その都度新しい発見があるような気がする


「んっ・・・、まーく、ん・・・」

甘いため息とともに 和くんの唇から発せられる言葉
いつも 一つも聞き逃したくなくて 俺は全神経を集中させて耳を欹てる

「あぁ・・っ、んっ・・」

和くんが 感じてる様子を一瞬たりとも見逃したくなくて
俺は その表情を じっと見てしまう

声を抑えようと手を口元に持って行くしぐさも、
快感に震えて身を捩る姿も 全部全部目に焼き付けたい

それほどまでに 俺は和くんの事が好きで好きでたまらないんだ





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