
Kissからはじめよう SO & AN
第72章 UB1 和也
「あ、和くん」
「ごめん、ちょっと遅れた」
「走ってこなくてもよかったのに」
「え?別に走ってなんかないけど・・・」
み、見られてた?
「ふふっ・・・ちゃんと見えてたよ、俺が和くんに気付かないわけ無いじゃん。
まだちょっと息も荒いし、ね」
「・・・・・・///」
チェッ、見られてたか
・・・恥ずかしい・・・
「イルミネーションあっち?早く見て早く帰ろうぜ」
赤くなった顔を見られない様に
顔を背けるようにして まーくんの腕を引っ張り
俺たちは 公園通りの方へ歩き出した
