Kissからはじめよう SO & AN
第66章 Happiness2 和也
ここでにこやかにツーショットに収まったりしたら
まるで俺と先輩がカップルみたいで、あらぬ誤解を産むだろ、と
「いや、俺関係ないし・・・」
先輩だけぐぐっと前に押し出すと、カメラを構えた人だけじゃなくて
フロアー全体が
「へ?」
という空気に包まれた
「え?お前たち・・・なんというか、アレだろ?区にも届け出てるんだから、一緒に住むってことはつまり同性婚、みたいな・・・」
総務部長の言葉に、今度は俺と先輩が顔を見合わせる
「へ?」
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