
Kissからはじめよう SO & AN
第66章 Happiness2 和也
“あの資格もこの資格も取ってから。
そしたらおおっぴらに言えるから それまで待ってて欲しい”
そんな風に思ってた俺だったけど
結局、それは自己満足だと気付いた
要は俺の覚悟一つ
世の中全部敵に回しても、まーくんと添い遂げる気があるか、ってことだもんな
俺と別れる、って言う選択は
まーくんにとっても、想像するだけで泣けるぐらい辛くて悲しい事だったのに
そんなことを口にせざるを得ない程 追い込んじゃった責任をひしひしと感じる
やっぱり俺は どこかでまーくんに甘えてたんだな
これからはもっとしっかりして、俺もまーくんを支えるから
まーくんが言ったみたいに
まだ半人前でも 二人で支え合って頑張って行こう
