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Kissからはじめよう SO & AN

第64章 愛を叫べ!14 和也


14-5

けど。

次の瞬間、俺は手首をそっと引っ張られ、
すっぽりとまーくんの腕に包まれていた


「遅いよ」
「え・・・」

「追っかけて来るの待ってたのに」
「・・・・・・」


強気な言葉とは裏腹に、すん、と鼻を啜る音
そして その声はちょっと震えてる



「俺がどんだけ不安だった、と思ってんの・・・」



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