
Kissからはじめよう SO & AN
第61章 愛を叫べ!11 和也
そんな風に思ったんだけど、そのうちにグラスワインと料理が運ばれてきてしまった
「とりあえず食べようよ、お店の人に迷惑だから・・・」
そんなまーくんの言葉に 小さくため息をつきながらフォークに手を伸ばすけど
空腹の筈なのに食欲は感じない
結局、手は膝の上にそっと置いた
「話、あんだろ。早く話せよ・・・」
「・・・食べてからの方が良くない?」
「食欲なんかないよ」
「・・・・・・そう、だよね。・・・あの。まず今日の事ごめん・・・
でも、これには一応理由があって・・・」
