
Kissからはじめよう SO & AN
第60章 愛を叫べ!10 雅紀
10-6
金曜日は、早朝京都に向かって旅立ち、その日の夜 22時前、家に帰って来たんだけど、
エレベーターを3階で降りると、ちょうど階段で上がって来た松潤と一緒になった
「あれ、今帰り?」
「うん、松潤も?遅かったね」
「19時受付でパーマとカットしてたらこんな時間。あー疲れた」
「お疲れ様。そうだ、京都土産あるよ、はい」
「ありがと、“あんぽーね”・・・あ、これこの前TVで見たよ。美味そうだね」
「うん、俺は向こうで食べたんだけど超美味いよ。よかったら波野くんとどーぞ」
「うん、そうする。あ、ところで 明日の夜、何か用事ある?」
「いや・・・特にないけど」
