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Kissからはじめよう SO & AN

第59章 愛を叫べ!9 翔


9-6

程良い湿度を保ちながら 温めてくれた部屋の中
窓から外を見る

辺りはとっぷり夜

雪はまだ降り続いていて
曇ったガラスを掌で擦ると、
街の灯りが 降る雪の向こうにぼんやり見える


「綺麗だね」

そんな声に横を向くと、すぐ近くに智くん

そしてもう一度、俺にそっとキスしてくれる


「智くん、ダメだよ・・・うつっちゃう」
「平気だよ」


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