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Kissからはじめよう SO & AN

第59章 愛を叫べ!9 翔


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でも、智くんは俺の手を握りながら小さな声で話を続ける

「俺ね・・・しょーくんの事大好きだけど
しょーくんといる時の自分は嫌いなんだ」
「・・・どーゆーこと・・・?」

「俺、昔から 飄々としてるとか淡々としてるとかってよく言われてて・・・
自分でも物事に拘らないって言うかあんまり他人に興味ないのは自覚あった
でもそれだけに、人の事恨んだり妬んだりヤキモチ妬いたり・・・っていう“負の感情”みたいなのも無かったの。
だけど、しょーくんのチョコレートの話聞いたら、自分でも驚くほど心配になってさ
しょーくんがその女の子たちの事好きになったらどうしようとか考えたし
その女の子たちにも“俺のしょーくんなのに”って嫌な感情湧いて来て・・・
ねぇ、これって嫉妬・・・だよね?」
「・・・そう、かも・・・」



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