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Kissからはじめよう SO & AN

第50章 このままもっと9 翔


始まりは夏の終わり

ロングヘアーのあなたが、よろけて俺の腕の中に飛び込んできたあの日から
何もかもが変わった気がする



それまでの俺と言ったら

一流と言われる大学を出て、大手と言われる会社に入ったのはいいけど
働いても働いても 達成した分だけまた増やされるノルマに溺れそうだった

毎日働き詰めで、食べるものと言ったら呑み屋で外食かコンビニ飯ばかり
家には寝に帰るだけで、身も心も消耗し、擦り切れそうな毎日を送っていたっけ

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