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Kissからはじめよう SO & AN

第42章 このままもっと1 翔


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「でも、じゃあ今のは・・・?」
「あー・・・それ、言わなくちゃいけない・・・?」

「出来れば聞きたいけど・・・」
「あのさ・・・しょーくん・・・俺の事 大事にしてくれてるのはわかるんだけど
ここまで何も無いとちょっと不安になって・・・相葉ちゃんに“俺って魅力ないのかなぁ?”って聞いてたの」

「え・・・」
「ほら、あの台風の日のキスだって結局俺の方からだったし・・・。それにあの時 ちょっとくしゃみしただけで、風邪引いちゃいけない、って風呂出た後は 有無を言わさず毛布でぐるぐる巻き攻撃だったし」

「でも、あの後、実際風邪引いて熱出たよね?」
「そうだけど・・・でも治ってからだって、“風邪がぶり返すといけないから、疲れないように”、って ずっと何もしないままじゃん・・・俺はもう いつでもOKって気持ちなのに」

「だってそれは智くんの事が心配だから・・・なんだけど」


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