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Kissからはじめよう SO & AN

第35章 楽園8 雅紀


8-4

「ねぇ、大野さんは翔ちゃんとハジメテの時、痛くなかった?」


ガシャン!


厨房に 大きな音が響く

大野さんが、持ってたオーブンの天板を落っことしたんだ


久しぶりにバイトに来れたから、俺なりに一生懸命働いて、
ちょっと余裕が出来た時を見計らって声をかけたつもりなんだけど


「だ、大丈夫?・・・どうしたの?」
「・・・・・・」

「え?どうかした?」


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