
Kissからはじめよう SO & AN
第27章 君のために僕がいる10 和也
「今月も俺たち二人成績ぶっちぎりだな」
「・・・そうっすね・・・」
「総務の女の子達と飲み会してモテてたって?」
「・・・そんなことないっすよ・・・」
「最近全然パンを買いに来なくなったって
智くん言ってたけど」
「・・・・・・」
「相葉くんと何かあったのか?」
「別に・・・ちょっと忙しかっただけで・・・
そのうち行きます・・・」
「あぁ、相葉くんに聞いても“何もない”って
いうだけだって智くんが心配してるから
近いうち顔出してやってくれよ」
「・・・ハイ・・・」
「それに・・・もしも相葉くんのこと
避けてたんなら・・・」
「そんなこと・・・」
「もうバイト辞めたから」
「えっ・・・?」
