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~Happiness~

第2章 君の視線の先には…

VOCAL:二宮和也


翔さんと二人きりの楽屋。

凄く緊張するよ…。

俺はその緊張を紛らわすように、ゲームに没頭する。振りをしてる。

意識は殆ど目の前の人に向けられてる。

~♪

何人かめの、赤い帽子で髭が濃いオジサンが死んじまった。

音量MAXでプレーしてたので、翔さんにも音が聞こえたらしく、


翔「クククっ…。
今日、どうしたの?結構死んでるよね?」


そりゃあ目の前にアナタがいるので集中てきないです。
なんて口が裂けても言えないよ。

なので、


『ワタクシだって、たまにはこんな日もあるんですぅ』


おどけてみせる。


翔「ハハッそんな日もあるのね。」


そう言って新聞に目を戻す。
俺はゲームに目を落とす。

静かな時間が流れた。


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