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えっちの経験値

第49章 若松百合の事情②

う……そ……

蓮の寝息……というか息遣いが
すぐ背後から聞こえる。

そして頭まですっぽり被っている
布団がめくられた。

蓮に背は向けているものの
あらぬ格好をしている私……

金縛りに遭ったかのように
全身が硬直してしまい動けない。

その大半は恥ずかしさと罪悪感から
なるものだった。

胸と下半身に被さっている私の両手を
意図も簡単に蓮が外す。

「ひとりでしなくていいよ」

違う……

ひとりでなんかしてない……

孝之としてるんだよ……

……声にならない。

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