星に見ている
第13章 自己嫌悪の弱虫出口
黙ってーーーーー…
その場を去りたいーーーーーーーー……
俺は、落ちる恋をーーーーー…間違ったのだと…
後悔したーーーー…
手塚君の、愛しい星ーーーーーー…
俺はゆっくり…後退りするーーーーー…
カタンーーーー…
…しまった…
チョークケースの中でチョークが接触し誰もいない廊下に反響する
「ーーーー真木………先生…」
最悪だーーーー…手塚君も、見られたく無かっただろう
好きな彼を目の前に…
恋愛ごっこの相手がいるなんて……
しかも……手塚君の、ダークな部分を多少だが知っている俺は…
教師だーーーー…
乙女モードーーーーー終了…
「ーーーー下校時間ですよ…」
手塚君ーーーーー…そんな顔…
するな…
君の邪魔はーーーーーー…しないから…
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