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ビタミン剤

第11章 innermost


俺の中ではなんとなく理解してたこと。

ニノは俺の事がずっと好きだった
ただニノからなにも言ってこない間は
素知らぬふりでこのままでいてやろうって
思っていたけど
ちょうどいい機会だとも思えていた。


ずっと抱えてきたものをその細い肩に
ある重荷を少しでも軽くしてあげて
相葉ちゃんとのしあわせな道を進ませて
やらないと。


俺には潤がいる
ニノをしあわせにはしてあげられないから。

絡ませてくるニノの舌に広がる味は俺が
吐き出した苦味。
腹の間に挟まってるニノ自身はもう出るもの
すらないってくらい吐き出したにも関わらず
ゆるく勃ちあがってるきてるから
ゆっくりと上下に擦りあげてやると

熱に浮かされたように俺の名前を呼び続ける。
頬に流れる涙を舐めとってやると苦味の
混ざった塩っぱい味がした。


「ぁん…ぁ…、ぃひぃ
翔…ぉ、翔…ん…やぁん…ぁん」


「ニノ、今の顔すっげえ色っぽい。
相葉ちゃんに見せたげな、ニノが
超絶感じてるそのいやらしい顔。」


「や…やぁ…ん…だめ、名前…ん…や
翔、も、ダメッ んくぅ…あっ、ぁん…」



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