泣き虫ルームメイト AM & 遠回りのルームメイト SN
第79章 泣き虫ルームメイト55 まー
松岡さんはスッと近づいてきて、小声で囁いた
「ここの支配人には 君たちの事を私の親戚だと、説明してあるからね。もっとフランクに話して」
あ、そうか・・・
松岡さんの親戚だってことにして、泊めてもらってたんだった、と思い出す
俺は潤の友達ってことで、敬語のままでもいいけど 潤は話し方を変えないとね
「えーと・・・どうしたの?仕事?」
「近くに来る用事があったからね、ついでに二人を送って行こうと思って」
「え?ホントに?・・・ありがとう。・・・じゃあ、チェックアウトしてくるね」
「もう済ませたよ。デポジットの請求は無かったね?」
「え?あ、うん。ありがと・・・」
「よし、じゃあ行こうか。」
ニコニコしてる松岡さんは 突如現れたヒーローみたいで超カッコいい!
でも、どうしてここに?
俺たちがピンチに陥ってるのが分かったの?
もしかして 松岡さんって超能力者・・・サイコメトラーだったりして・・・、
なんてね
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