無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

17-7

誰からともなく　潤はもう学校に戻ってこないだろう、と言い出し
更に日が経つと
本当はもう亡くなってるんじゃないか、なんていうウワサが聞こえてきだした


なんでも潤はたとえ自分が死んだとしても、それを伏せたまま
転校した、と言う形を取って欲しい、と言うようなことを言ってたらしい



「嘘だ・・・」
「まー・・・」

「嘘だよ、そんなの馬鹿げてる。俺は信じないからな・・・」
「まー、落ち着けって。俺達もそんなの信じてないから」

「誰だよ、そんな噂流すのは・・・ぶっとばしてやる、ここに連れてこい！」
「まー！・・・そいつは俺がもうぶっとばしておいたから」



翔に縋って泣く俺を　その頃からみんなが だんだん遠巻きに見るようになった